西の河原露天風呂
草津の湯畑から西へ徒歩10分、西の河原公園の奥に広がる日本最大級の露天風呂。総面積約500㎡の湯船に強酸性の湯が惜しみなく注がれ、周囲の林と一体になった開放感が魅力。冬は雪見、夏は新緑、夜はライトアップと季節ごとに表情が変わる。洗い場はなく、湯に浸かることに特化した施設。
草津の湯畑から西へ徒歩10分、西の河原公園の奥に広がる日本最大級の露天風呂。総面積約500㎡の湯船に強酸性の湯が惜しみなく注がれ、周囲の林と一体になった開放感が魅力。冬は雪見、夏は新緑、夜はライトアップと季節ごとに表情が変わる。洗い場はなく、湯に浸かることに特化した施設。
温度の異なる木の浴槽に低い順から浸かっていく草津伝統の「合わせ湯」を日帰りで体験できる大型施設。大浴場・露天・サウナに加え、休憩処と食事処もあり、半日滞在にも向く。湯畑から徒歩10分ほど、路線バスも利用できる。 ※2026年 入場料1,200円。三湯めぐり手形(大滝乃湯・御座之湯・西の河原)2,100円。
箱根湯本駅から送迎バスで5分、須雲川沿いの山あいに建つ日帰り専門の湯治場。岩組みの露天が段状に並び、洞窟風呂やぬる湯もあって長く浸かれる。予約不要で当日利用でき、休憩処・食事処・読書室が充実しているため半日過ごす人が多い。タトゥーは不可。
鉄輪温泉の名物「滝湯」「砂湯」「蒸し湯」を一か所で体験できる大型施設。ミシュラン三つ星を得たこともあり、外国人利用にも慣れている。家族風呂が多く、タトゥーがある場合は家族風呂での利用となる。地獄蒸し料理を楽しめる食事処も併設。深夜1時まで営業。
地獄谷を見下ろす約1,500坪の大浴場に、硫黄泉・食塩泉・芒硝泉など5種類の泉質35の浴槽を備える北海道を代表する温泉旅館。日帰り入浴は9時から18時まで受付。館内には温水プールもあり、家族連れの滞在にも向く。タトゥーは不可。
乳頭温泉郷で最も古い、江戸時代から続く秘湯の一軒宿。茅葺きの「本陣」の建物と、乳白色の湯が満ちる混浴の大露天が象徴的な風景。日帰り入浴は10時から15時、月曜は露天の清掃で内湯のみ。宿泊は数か月前から予約が埋まる。田沢湖駅から路線バスとアルパこまくさでの送迎を乗り継ぐ。
地獄谷野猿公苑の入口に建つ、明治時代創業の一軒宿。冬には野生のニホンザルが宿の露天風呂に入りに来ることで世界的に知られる。日帰り入浴は12時から15時のみで、猿の見物とセットで訪れる人が多い。渋温泉から徒歩30分ほどの山道を歩くため、冬は滑りにくい靴が必須。
野沢温泉に13ある外湯の中心的存在で、温泉街の真ん中に建つ湯屋造りの共同浴場。江戸時代から続く地元の「湯仲間」が毎日清掃し、料金は入口の賽銭箱に寸志を入れる。あつ湯・ぬる湯の2槽で、ぬる湯でも42℃以上と熱い。水で埋めるのはマナー違反なので、かけ湯で体を慣らしてから短時間で。石鹸・シャンプーはない。
杉の木札「入湯手形」1枚(1,500円)で、黒川温泉の旅館26軒あまりの露天風呂から好きな3か所を選んで入れる仕組み。有効期限は半年で、シール1枚は飲食・土産にも使える。各旅館の受付時間はおおむね8時30分から21時だが宿ごとに異なり、清掃や満室で休止する日もある。手形は各旅館と旅館組合「風の舎」で購入。
登別温泉街の真ん中にある唯一の温泉銭湯。地獄谷から引いた硫黄泉と、ここでしか入れない「目の湯(明礬泉)」の2源泉かけ流しを500円で。
鳴子温泉神社の御神湯として千年以上の歴史を持つ共同浴場。総ヒバ造りの浴槽に、丸太の樋から白濁の酸性硫黄泉が滝のように注ぐ。300円、石鹸類は持参。
渓流沿いに200人が入れる階段状の大露天。強酸性硫黄泉が青白く濁る。4月下旬〜11月下旬のみ営業、冬は閉鎖。夏は夜の星空営業も。
湯畑の目の前、江戸〜明治の共同湯を木造で再現。木之湯・石之湯を男女日替わりで、湯畑源泉と万代鉱源泉の2種を楽しめる。2階大広間から湯畑を見下ろせる。
標高1,800m、日本有数の高所温泉。硫黄含有量が日本一級の乳白色の湯を、9つの湯船で。日帰りは10:00–17:00、繁忙期は料金が上がる。
乳白色の湯で知られる白骨温泉の代表旅館。名物は広い混浴露天。湯は入るとにごって見えなくなるため女性も入りやすい。日帰りは昼のみ。
奥飛騨最大の日帰り施設。男7・女9、計16の露天が森の中に点在し、すべて源泉かけ流し。飛騨牛の食事処も。上高地・新穂高帰りの定番。
明治時代の総湯を忠実に復元。ステンドグラスと九谷焼タイルの浴室で、洗い場なし・湯に浸かるだけの昔の入り方を体験する。隣の総湯との共通券が得。
太平洋の波打ち際にある露天だけの湯。日本書紀にも登場する日本最古級の温泉で、海が荒れると湯船に波しぶきが入る。屋根も洗い場もない。
世界有数のラジウム泉・三朝の元湯。熱めの湯に短時間入るのが地元流。隣に無料の足湯と飲泉場。川原の無料混浴露天「河原風呂」も近い。
本館の行列を避けたい人向けの地元用外湯。同じ源泉を500円・待ち時間ほぼゼロで。石鹸類は持参または購入。
祖谷渓の谷底へ傾斜42度のケーブルカーで5分下ると、川べりに自噴する露天が現れる。日帰りは7:30–17:00、ケーブルカー代込み。日本秘湯を守る会。
14の源泉、毎分1,400Lの湯量を誇る巨大な庭園風呂。硫黄泉・明礬泉・塩類泉・鉄泉の4泉質を一か所で。中央の大浴槽は混浴(女性専用時間あり、湯あみ着可)。
湯畑のすぐ脇にある、観光客も入れる無料の共同浴場。源頼朝ゆかりの白旗源泉を2つの木の浴槽(あつ湯・ぬる湯)にかけ流し。石鹸・シャワーなし、地元の生活の湯なので静かに。
日によって青く色づく「コバルトブルーの湯」で知られる湯宿。広い露天と由布岳の眺め、化粧水のようなとろみのメタケイ酸豊富な湯を800円で。
由布院駅から徒歩5分の共同浴場。入口の薬師如来像前の賽銭箱に200円を入れて入る素朴な湯で、早朝6時から夜10時まで。観光地・由布院の日常に触れられる。
田の原川沿いに立つ小さな湯小屋。2020年豪雨で流失後、寄付で2022年に再建され男女別に。雨戸を開ければ川風が入る半露天のような造り。料金箱に200円。
黒川温泉のシンボル・地蔵堂のそばに立つ、温泉街で最も歴史ある共同浴場。入湯手形は使えないが200円で入れる。石鹸・シャンプーなし、湯は熱め。
草津温泉ホテルヴィレッジ内の温泉館。ぬる湯・あつ湯・寝湯・サウナなど源泉かけ流しの温泉ゾーンが930円、水着で遊べる温泉プールとのセットも。子連れで草津の湯を楽しむ定番。
由布院盆地の南の高台に立つ老舗宿。150畳の広さを誇る大露天風呂「御夢想の湯」から由布岳と盆地を一望。日帰りは午前10時〜14時受付と短いが、平日は貸切状態のことも。
1947年開業、熱海駅から徒歩3分の小さな共同浴場。駅前足湯「家康の湯」と同じ塩気の強い源泉をかけ流しで、湯は熱め。帰りの新幹線前にひとっ風呂、が熱海流。
民家の一角にある昭和30年開業の民間共同浴場。3人サイズの湯船に富士山のタイル画、源泉かけ流しで300円。石鹸・タオルは持参、観光施設ではないのでマナーを守って。
大正ロマンの温泉街入口に立つ、建築家・隈研吾設計の共同浴場。細かな湯の花が舞う熱めの湯を500円で。宿泊しない日帰り客が銀山温泉の湯に入れる貴重な場所、受付は15:30まで。
1300年の歴史を持つ那須温泉発祥の湯。木造の湯小屋に41〜48℃まで温度別の浴槽が並び、白濁の強酸性硫黄泉をかけ流し。シャワーも石鹸もなし、かぶり湯から始める昔ながらの入り方。
鹿の湯と同じ源泉を引く日帰り施設。年中無休で夜21時まで、露天や貸切風呂もあり、鹿の湯の作法がハードルに感じる人や家族連れに向く。白濁の湯は本家そのまま。
雲仙温泉街から少し離れた山中、吉田松陰やシーボルトも訪れたと伝わる湯治場。八角形の木造浴舎に90℃の源泉を冷ました乳白色の硫黄泉をかけ流し。露天はないが泉質は雲仙随一。
石段街の最上部、河鹿橋のさらに奥にある伊香保の源泉地に造られた公共露天風呂。竹垣に囲まれた男女別の露天のみで、茶褐色の「黄金の湯」が湧出口からそのまま注ぐ。紅葉期の河鹿橋とセットで。
新穂高の登山口近く、鉄道模型が走る食堂を併設した野趣あふれる日帰り温泉。開放的な露天風呂から錫杖岳や笠ヶ岳を望み、下山後の登山者でにぎわう。冬期は降雪状況により休業。
乳頭温泉郷の最奥、茅葺き屋根の湯小屋が並ぶ湯治場。源泉の異なる2つの浴場があり、混浴露天と男女別の内湯・露天で乳白色の硫黄泉を。日帰りは9〜16時と七湯の中で最も長く、冬期(11月中旬〜4月中旬)は休業。
先達川の渓流沿いに立つ、七湯の中で最も洗練された女性人気の宿。茶褐色の「金の湯」と透明な「銀の湯」の2源泉を渓流を見下ろす露天で。日帰りは10時30分〜14時受付と短いので早めに。
薩摩藩主・島津家の別邸浴場だった「殿様湯跡」の隣に立つ昭和初期の公衆浴場。浴槽には島津家の家紋、湯は熱めの塩化物泉かけ流し。無料の飲泉もあり、砂むしの後に地元の湯を。
湯崎の海辺に立つ、崎の湯と並ぶ白浜の代表的な外湯。「砿湯」と「行幸湯」の2つの異なる源泉を1か所で楽しめるのが最大の特徴。朝7時から夜22時まで、420円。
長野電鉄湯田中駅の改札を出て徒歩1分、源泉かけ流しの立ち寄り湯。露天付きの浴室2つを月替わりで男女入替、休憩室からは駅のホームが見える。地獄谷野猿公苑の帰り、電車待ちに最適。
石畳の温泉街に9つ並ぶ渋温泉の外湯のうち、宿泊者以外が唯一入れる「九番湯」。茶褐色の熱い湯と源泉の湯気を使った蒸し風呂が名物で、屋上には同じ源泉の足湯も。観光案内所や周辺旅館で入浴券(800円)を買い、鍵を開けてもらう仕組み。
箱根湯本駅の真裏、坂と階段を3分上った高台にある自家源泉かけ流しの露天風呂。昭和の面影が残る素朴な木造の施設で、駅前とは思えない静けさ。貸切内湯(45分1,000円+入浴料)と足湯(200円)もある。
昭和23年に早稲田大学の学生が実習で掘り当てた源泉を使う共同浴場。建築家・石山修武の設計による黄色い前衛的な建物が目印で、階段状の「桟敷」を下りて浴室へ。滝の湯とは対照的なモダン共同湯。
雲仙地獄の入口近くにある素泊まり宿併設の日帰り温泉。全浴槽が源泉かけ流しの白濁硫黄泉で、内湯・露天のほか貸切露天風呂も4室。一般500円で朝9時から夜9時まで、地獄めぐりの前後に気軽に。
高湯通りの最上部に立つログハウス風の共同浴場。蔵王の3つの共同浴場(上湯・下湯・川原湯)はいずれも200円、料金箱に入れる無人方式。洗い場はなく、強酸性の乳白色硫黄泉にかけ湯をして浸かるだけの潔い造り。
別府駅から徒歩5分、別府八湯温泉道の第4番にあたる市営共同浴場。建物は新しいが、洗い場はなく浴槽から湯を汲んで体を洗う別府伝統のスタイル。あつ湯・ぬる湯の2槽で250円、朝6時30分から。
黒川温泉街から車で5分の奥黒川、渓流と一体になったような開放感で黒川随一と評される露天「幽谷の湯」を持つ宿。立ち寄りは10〜15時・600円(入湯手形1,500円でも可)、貸切風呂は50分2,500円で夜8時まで。
温泉街を見下ろす高台に立つ旅館。青みがかった湯の露天「たけ湯」が名物で、立ち寄りは10時30分〜21時と黒川で最も遅くまで受け付ける貴重な宿。700円、入湯手形利用可。貸切風呂は50分2,500円(当日フロントで空き確認)。
13の外湯が無料(寸志)で入れる野沢温泉で、シャワー・シャンプー・露天風呂が揃う唯一の有料日帰り施設。唐破風の風情ある建物に、あつ湯・ぬる湯の内湯と石造りの露天。外湯の熱さが苦手な人や、体をしっかり洗いたい人の受け皿。
標高1,800mの万座で、4本の自家源泉から白濁・黄色・透明と色の違う湯を8つの露天浴槽に引く名物「石庭露天風呂」。混浴が基本だが湯あみ着・バスタオル巻き着用制で、女性専用浴槽もある。日帰りは11〜18時(受付17時)・1,700円。
定山渓で最大級の大浴場を持つ老舗ホテル。自家源泉かけ流しの内湯・露天・サウナが揃い、日帰りは11時から23時まで受け付ける長時間営業が強み。札幌市街からのバスも目の前に停まる。
磐梯熱海駅から徒歩2分、市営の共同浴場。源泉かけ流しのぬる湯(約36℃)とあつ湯の2槽で、とろりとしたアルカリ性の湯を長く浸かって味わう地元の名湯。入浴料は朝が最も高く、14時から400円、16時から300円と時間帯で安くなる珍しい仕組み。タオル・石鹸はないので持参を。
板橋区・志村坂上駅から徒歩8分。昭和の邸宅と枯山水の庭を生かした都内屈指の雰囲気を持つスーパー銭湯。うぐいす色に濁る源泉かけ流しの露天、高濃度炭酸泉、岩盤浴、十割そばの食事処が揃う。平日970円、土日祝1,300円。深夜0時まで営業で観光の締めにも。タトゥーは不可。
湯原ダムの直下、旭川の河原に湧く天然の大露天風呂。川底から湯が湧く「足元湧出」で、全国露天風呂番付の「西の横綱」。美人の湯・子宝の湯・長寿の湯と温度の違う3つの湯船があり、混浴・無料・24時間開放。脱衣は簡素な小屋のみで、女性は湯浴み着(温泉街で購入・レンタル可)の着用が推奨。毎週水曜午前は清掃で入れない。撮影厳禁。
福岡市から電車で30分、太宰府の隣にある1,300年の歴史をもつ二日市温泉の共同浴場。木造の建物に浴槽はひとつだが、源泉100%かけ流しのぬるりとしたアルカリ性の湯で「肌がつるつるになる」と地元の常連が絶えない。平日350円、土日祝450円。2階に休憩室、源泉コーヒーや温泉たまごも。太宰府天満宮とセットで訪れる外国人も増えている。
花巻南温泉峡、豊沢川沿いに建つ築200年を超える木造の湯治宿。宮沢賢治も通った。名物は川に張り出した混浴の露天「大沢の湯」で、女性専用時間もある。日帰りは朝7時から受け付け、湯治屋の湯めぐり(大沢の湯・薬師の湯・かわべの湯)で700円。食事処「やはぎ」で昼酒を楽しむ人も多い。花巻駅から無料送迎バスあり。
湯の山温泉駅から徒歩7分、御在所岳のふもとに広がる「癒しと食」の複合リゾート内の温泉。源泉かけ流しのアルカリ性単純温泉を、竹林を望む露天・寝湯・檜の樽風呂で楽しめる。高級感のある空間ながら平日600円・土日祝800円と手頃で、朝6時から深夜0時まで営業。パティスリーやイタリアン、いちご狩りも併設。
奈良県最南端、日本一長い路線バス「八木新宮線」が停まる十津川温泉バスセンターの目の前にある村営の共同浴場。総木造りの小さな浴室から二津野ダム湖を見下ろす。村全体が「源泉かけ流し宣言」をしており、湯は循環なしの新鮮な単純温泉。無料の足湯・手湯・飲泉場もある。熊野古道・谷瀬の吊り橋とあわせて。
約600年前に開かれた山口県最古の温泉の元湯。老朽化した公営浴場を地元有志が2020年に建て替え、泉源の真上に建つ浴室では岩盤から湧き出す湯を眺めながら深さ1mの湯船に立って浸かる。39℃前後のぬる湯で長湯向き。音信川を望む湯上がり処はカフェとして入浴者以外も使える。星野リゾート「界 長門」を核に整備された温泉街の散策とあわせて。
福岡市から車で1時間、筑後川沿いに旅館が並ぶ原鶴温泉の日帰り入浴施設。アルカリ性で硫黄も含む「W美肌の湯」を600円で、10時から19時まで。休憩付きの日帰りプランもある。夏は筑後川の鵜飼い、春は近くの朝倉三連水車とあわせて。福岡県観光温泉地協会の立ち寄り湯に登録。水曜定休。
博多港のベイサイドプレイス博多内、博多駅からバス15分の天然温泉。地下800mから毎分400Lが湧く塩化物泉「熱の湯」を、源泉かけ流しのぬる湯と露天のあつ湯で。サウナ、7室の岩盤浴、4名まで90分3,900円の貸切風呂もある。志賀島・能古島行きフェリーの発着所と同じ敷地なので、島帰りに便利。平日1,100円、深夜0時まで。
世界遺産・石見銀山の積み出し港として栄えた温泉津の共同浴場。日本温泉協会の審査で全項目最高評価「オール5」を受けた100%源泉かけ流しで、鉄分で茶色く染まった湯の花が浴槽をびっしり覆う。1919年築の洋風木造建築「震湯」も隣にあり、2階のレトロなカフェと屋上テラスは入浴者に開放される。600円。街並みは重要伝統的建造物群保存地区。
福島駅から私鉄で25分、松尾芭蕉も浸かったと伝わる飯坂温泉の象徴的な共同浴場。日本最古級の木造共同浴場の姿を1993年に忠実に再現した御影石の浴槽に、45℃を超える熱い源泉がかけ流し。地元の人は水で埋めず、観光客には案内がある。400円、朝6時から。石鹸・シャンプーはなし。9つある共同浴場めぐりの起点に。
花巻温泉郷の最奥、豊沢川沿いに建つ1841年創業の木造旅館。名物は深さ約1.25mの立って入る自噴岩風呂「白猿の湯」で「日本一深い岩風呂」と呼ばれる。5本の源泉を持ち、館内4つの浴場すべてが源泉100%かけ流し。日帰りは800円で10〜21時。白猿の湯は基本混浴だが女性専用時間あり。花巻駅から無料送迎バス(要予約)。
「源泉かけ流し宣言」の村・十津川の二津野ダム湖畔にある村営の公衆浴場。地元の高齢者施設に併設された素朴な湯だが、70℃の炭酸水素塩・塩化物泉を一切循環させずに掛け流す。庵の湯(火曜休)が休みの日の代替として重宝。600円、朝9時から夜21時まで、休みは正月2日間のみ。十津川温泉バス停から徒歩5分。
清少納言が『枕草子』で「湯は七栗の湯」と讃えた榊原温泉。津市の山あいにあり、伊勢神宮参拝の湯垢離場として栄えた歴史を持つ「美人の湯」。老舗旅館併設の日帰り棟では、pH9.6のとろりとした自家源泉を加温なしの「源泉風呂」でそのまま味わえる。1,000円(フェイスタオル付・2時間)。榊原温泉口駅から送迎あり。
高松市街から琴電で15分、建築家が設計したモダンな木造の日帰り温泉。全浴槽が源泉かけ流しで、ぬるめの重曹泉はとろりと肌になじむ。館内には古本の販売コーナーや縁側のような休憩スペースがあり、湯上がりに本を読んで過ごす人が多い。700円で平日11〜24時、土日祝は朝9時から。仏生山駅から徒歩10分。
高知市から車40分、四国八十八ヶ所36番札所・青龍寺のそばに建つ温泉宿。高知県内で唯一という高濃度・高温の源泉を持ち、黄金色の塩化物泉は「熱の湯」と呼ばれるほど保温力が高い。露天から太平洋・宇佐湾を望み、海を見ながら浸かる無料の足湯もある。日帰りは朝5:30〜9:00と14〜21時の二部制で平日750円。
東京湾アクアラインで都心から約70分、房総半島の亀山湖畔に建つ昭和25年創業の温泉宿。「房総随一の美肌の湯」と称するチョコレート色の黒湯(重曹泉)をかけ流しにし、大浴場の窓越しに湖と山の緑が広がる。日帰り入浴は11:30〜18:00で平日1,000円、木・金曜は日帰り休み。秋は湖畔の紅葉クルーズと組み合わせて。
寒ブリで知られる氷見漁港のそば、観光市場「ひみ番屋街」に隣接する日帰り温泉。地下1,250mから湧く自家源泉の茶褐色の強塩泉をかけ流しにし、露天風呂からは富山湾越しに立山連峰を望める日もある。10〜23時、土日祝は朝7時から朝風呂。950円。番屋街で海鮮丼や回転寿司を食べてから浸かるのが定番コース。
鬼怒川温泉の南側、東武ワールドスクウェア駅から徒歩5分の川沿いに建つ小規模な温泉ホテル。大型ホテルが15時頃で日帰りを締め切る鬼怒川で、9〜21時と長時間、予約不要で700円の日帰り入浴を受け入れる貴重な存在。自家源泉のアルカリ性単純硫黄温泉(43.6℃)を100%かけ流し、鬼怒川ライン下りの遊覧船をそのまま浴槽にした「屋形船露天風呂」、岩露天、内湯、水着着用の混浴露天「舞台の湯」と個性的な湯が揃う。ややぬるめでとろみのある湯は温泉ファンの評価が高い。
仙台の奥座敷・秋保温泉で唯一の共同浴場。高級旅館が並び日帰り入浴が1,000円を超える秋保で、300円で源泉かけ流しの塩化物泉に入れる貴重な湯。湯元の薬師堂近くにあり、地元の人が中心の素朴な浴室は湯船ひとつ、石鹸類は販売のみ。「入浴は40分以内」の掲示がある。仙台駅からバス約55分、湯元バス停すぐ。
橘湾に面し、源泉温度約100℃・放熱量日本一を誇る小浜温泉の共同浴場。1937年創業の木造平屋は「昭和の暮らし博物館」のような佇まいで、県のまちづくり景観資産に選定。番台でお金を払い、熱め・かなり熱めの2つの浴槽に塩化物泉がかけ流されている。朝6時から。九州八十八湯めぐりの対象湯。長崎市からバス・車で約1時間、雲仙の帰りに。
広島市中心部から車で1時間、「広島の奥座敷」と呼ばれる湯来温泉の公営宿。清流・水内川に面した露天風呂と天然木を配した大浴場はすべて源泉かけ流しで、泉質は珍しい弱放射能泉。1回入浴750円、1日券1,000円で出入り自由。夏は21時、冬は20時まで。広島市街からバスも直通しており、宮島・広島観光の合間の日帰り温泉として手頃。
八甲田山の南麓、ブナの原生林に囲まれた一軒宿。浴槽の底に敷いたヒバの板の隙間から源泉が直接湧き上がる「源泉湧き流し」で、空気に触れていない新鮮な湯に浸かれる全国でも希少な温泉。1918年築の総ヒバ造り「久安の湯」は圧巻。日帰り入浴は10〜15時で1,000円、混雑時は早めに終了することも。紅葉で有名な蔦沼の散策路(約1時間)とセットで。冬季は休業。
福島市街から車30分、吾妻山の中腹・標高750mに湧く高湯温泉の共同浴場。浴場はすべて露天で、乳白色の硫黄泉を加水・加温なしでかけ流す。木造りの男湯と岩造りの女湯のほか予約制の貸切露天もある。400年間「源泉かけ流し宣言」を守る温泉地の入口として500円と手頃。木曜休、1時間制。磐梯吾妻スカイラインの起点で、紅葉ドライブと相性がよい。
盛岡駅からバス50分、鶯が傷を癒したという開湯450年の鶯宿温泉にある家族的な温泉ホテル。豊富な湯量を誇る温泉地で、無色透明のアルカリ性単純温泉を源泉かけ流しにした内湯と露天風呂を日帰り600円で利用できる。11〜19時と長く、毎月26日は半額。小岩井農場や雫石スキー場、盛岡観光の帰りに寄りやすい。
鳥取砂丘から車20分、1300年の歴史を持つ山陰最古級の岩井温泉の共同浴場。頭に手ぬぐいを載せ、柄杓で湯をかぶりながら唄う「湯かむり」という独特の風習が伝わる。駐車場の一角に湧く47.6℃の源泉を100%かけ流しにし、380円で朝6時から夜22時まで。浦富海岸や鳥取砂丘観光と組み合わせやすい素朴な湯。
大正初期創業、えびの高原の麓・京町温泉駅から徒歩5分の老舗旅館。全浴槽が源泉かけ流しの単純温泉で、日帰り入浴はわずか300円。洞窟風の貸切内風呂(1時間500円)や、18時以降に男女時間替わりとなる趣ある露天風呂が名物。霧島連山へのドライブ途中に立ち寄れる、鹿児島空港から車40分の穴場。
十津川村で最も古い湯泉地(とうせんじ)温泉の村営公衆浴場。pH9.1のアルカリ性単純硫黄泉をカランまで源泉かけ流しで使い、ほのかな硫黄の香りとつるつる感が特徴。渓谷に面した石造りの露天風呂と内湯のみの素朴な造りで600円。谷瀬の吊り橋や熊野本宮大社へ向かう国道168号沿いに立ち寄れる。
北陸新幹線・黒部宇奈月温泉駅から車10分、魚津市の一軒宿「金太郎温泉」に併設された大型日帰り温泉。硫黄と塩分をたっぷり含む含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉は北陸屈指の濃厚さで、毎分1,800Lの湧出量を誇る。立山の岩を組んだ巨大な岩風呂、露天、炭酸泉、岩盤浴、4室の貸切風呂を備え、年中無休で朝8:30〜23:30と使いやすい。入館1,100円。
pH1.2、日本一の強酸性泉「玉川温泉」の湯を引く近代的な湯治宿。青森ヒバ造りの大浴場に源泉100%・50%・弱酸性など15種の浴槽が並び、体調に合わせて選べる。日帰りは10:00〜15:00で大人1,000円(2026年4月改定)。屋内岩盤浴(800円)もあり、冬季も通年営業で雪見の湯治ができる貴重な施設。田沢湖駅から路線バス約70分。
有馬・草津と並ぶ「日本三大薬湯」に数えられる松之山温泉の中心にある公共日帰り施設。約1,200万年前の海水が地熱で温められた化石海水で、塩分と油分を含む熱めの湯が体の芯まで温める。内湯と小さな露天があり、大人600円(17時以降500円)。豪雪地帯ゆえ冬は雪見風呂に。温泉街の宿泊客の湯めぐりにも使われ、奇祭「むこ投げ」の会場も近い。
那須温泉郷の最奥、標高1,300mに建つ一軒宿。裏手から湧く豊富な源泉が川となって流れ、それをせき止めた大野天風呂「川の湯」が唯一無二。創業以来の混浴スタイルだが湯浴み着(料金込み)で入れるので初心者でも安心。日帰りは11:30〜14:30受付の3時間限定、大人1,300円(フェイスタオル・湯浴み着付き)。天候・清掃で露天に入れない日があるため電話確認を。紅葉と雪見の季節が特に人気。
蔵王連峰の宮城側の玄関口・遠刈田温泉のシンボル的な共同浴場。木造の湯小屋風の建物に、44℃前後の「あつい湯」と42℃の「ぬるい湯」の2槽が並ぶ内湯のみの潔い造りで、開湯400年の源泉をかけ流す。ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉は切り傷や皮膚病に良いとされ、湯上がりの保温力が高い。大人400円、9:00〜20:30。裏手に源泉と遠刈田神社、前には無料の足湯があり、こけしの里の散策と合わせて。
五能線の旅のハイライト、日本海の波打ち際に湯船が据えられた「海辺の露天風呂」で全国に知られる一軒宿。鉄分で赤茶に濁った塩化物泉が、海と空に溶け込むような開放感を生む。日帰りは大人600円で、海辺の露天は8:00〜16:00(受付15:30)、本館内湯「黄金の湯」は8:00〜20:00。混浴の露天は湯浴み着(有料)着用可、女性専用の露天も隣接。夕日に染まる露天は宿泊者限定なので、日本の夕陽百選の絶景を狙うなら泊まりで。
熊野古道とともに世界遺産に登録された、入浴できる唯一の世界遺産温泉。開湯1800年、日本最古の湯と伝わる湯の峰の谷川沿いに建つ小さな湯小屋で、天然岩をくり抜いた湯船は大人2人でいっぱい。硫黄の香る湯は1日に7回色を変えるとされ、熊野詣の湯垢離場として使われてきた。30分交代の貸切制で大人800円、受付は公衆浴場(6:00〜21:00)。休日は数時間待ちも珍しくないので、順番待ちの間に湯筒で温泉卵を茹でるのが定番。
大塔川の川底から73℃の源泉が湧く川湯温泉で、毎年12月〜2月に川をせき止めて造られる巨大な野天風呂。約50m×15m、千人が入れるという名の通りの大きさで、川の清流を引き込んで絶妙な湯加減に調整される。入浴無料(募金箱あり)、6:30〜22:00、水着着用で男女とも入れる。天候や増水で入浴不可になる日があり、開設時期も年により前後する。夏は川原を自分で掘って「マイ露天」を作れる。湯の峰・渡瀬と合わせて本宮三湯めぐりに。
鹿児島港からフェリー15分、桜島港から徒歩8分の公営宿にある日帰り温泉。地下1,000mのマグマ層から湧く51℃の塩化物泉は鉄分で茶褐色に濁り、錦江湾越しに鹿児島市街を望む大浴場でかけ流し。大人460円、11:00〜21:00と手頃で、桜島観光や溶岩なぎさ遊歩道の散策帰りに最適。無料の足湯「溶岩なぎさ公園足湯」(全長100m)も徒歩圏。噴火警戒レベルにより営業に影響が出る場合がある。
会津若松市街から車10分、湯川の渓谷に沿って旅館が並ぶ東山温泉の中ほどに建つ自家源泉の宿。滝を望む川沿いの露天風呂と大浴場が日帰りでも使え、大人1,100円(ミニタオル付)、13:00〜20:00。貸切展望風呂(大人1,650円)や日帰りランチプランもある。1,300年の歴史をもつ東山温泉は竹久夢二や与謝野晶子が逗留した奥座敷で、鶴ヶ城・白虎隊の飯盛山観光の締めくくりに立ち寄りやすい。混雑時は受付時間短縮あり。
山陰の山あいに石段と木造旅館が重なる有福温泉のシンボル。1928年築の洋風アーチ窓が印象的な鉄筋の外湯で、無色透明のアルカリ性単純泉を加水なしでかけ流す「美人の湯」はぬるりとした肌触りが特徴。大人400円で石けん・シャンプー付き、7:00〜22:00と朝風呂も可能。1時間1,200円の家族湯もあり、2階の畳の休憩室には戦前の写真が並ぶ。車が入れない坂の温泉街には「さつき湯」「やよい湯」の外湯もあり、3湯めぐりが楽しめる。
小江戸・川越の蔵造りの町並みから車15分、地下1,200mから汲む茶褐色の天然温泉を内湯・露天ともに源泉かけ流しで使うスーパー銭湯。男女各9種の風呂と2つのサウナ、炭酸泉、名物の水アトラクション「ざぶーんの湯」があり、「ざぶーん」「さらさら」の2エリアが奇数日・偶数日で入れ替わる。平日900円・土日祝1,000円、朝8〜9時と22時以降は100円引き。8:00〜25:00の長時間営業で年中無休、200台の駐車場。川越観光の締めに使える東京近郊の本格温泉。
城下町・飫肥と日南海岸の奥座敷にあたる北郷温泉の旅館。地下800mから湧く51℃の炭酸水素塩泉は「べっぴんの湯」の名の通り肌がつるりとし、飲泉もできる。気泡風呂付き大浴場と男女別露天風呂はすべて源泉かけ流し。日帰り入浴は大人600円(2026年6月改定)、11:00〜19:50(最終受付19:00)。食事処では伊勢えび定食(秋〜冬)が人気で、飫肥城下町や鵜戸神宮観光と組み合わせやすい。JR北郷駅から車5分。
東郷湖に突き出すように建つ、湖上の宿として知られる旅館。ロビーも浴場も三方を湖に囲まれ、露天風呂「幸助湯」からは水面すれすれの眺めが広がる。湯は源泉かけ流しの単純温泉。日帰り入浴は不定期営業で11:00〜14:00頃、大人1,000円(現金のみ)、事前に電話で当日の可否を確認するのが確実。貸切露天風呂は45分1,650円で当日9時から電話予約。倉吉駅からバス18分「はわい温泉」下車すぐ。館内に飲食施設はないため食事は温泉街や道の駅燕趙園で。
湧水の城下町・島原のアーケード商店街「島原一番街」から直接入れる市営の日帰り温泉。マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉(源泉61.8℃)をかけ流しで使い、無色透明で肌あたりが柔らかい。昭和レトロな銭湯風の造りにサウナと大広間を備え、入浴料は大人530円、70歳以上320円。営業は10:00〜21:00(受付20:30)、水曜定休。島原城や武家屋敷、鯉の泳ぐまちから徒歩圏で、島原港から雲仙へ向かう途中にも寄りやすい。駐車場は2時間まで無料。
岡倉天心が愛した景勝地・五浦海岸の断崖に建つ老舗ホテル。六角堂を挟んで本館と別館大観荘があり、日帰り入浴は大観荘の「大観の湯」で。2012年に改装した露天風呂は目の前が太平洋で、源泉かけ流しの湯に浸かりながら水平線と打ち寄せる波音を楽しめる。大浴場も大きな窓越しに海を望む。日帰りは11:00〜15:00(受付14:30)と18:00〜21:00(受付20:30)の2部制、大人1,100円。休館日が不定期にあるため公式サイトの案内を確認。JR大津港駅から車5分、茨城県天心記念五浦美術館と六角堂観光の後に。
栗駒山の北麓、標高1,126mに湧く東北屈指の高地温泉。毎分6,000リットルという湯量が川のように流れ、pH2前後の強酸性明礬緑礬泉は白い湯の花を伴い、肌にピリッとくる本格派。名物の大露天風呂「大日湯」は岩山を背にした開放的な造りで、日帰りは6:00〜21:00(水曜は20:00まで)大人900円。内湯・名物の蒸し風呂「おいらん風呂」は9:00〜16:00。標高が高いため冬期(11月上旬〜5月上旬)は道路とともに閉鎖される季節営業。一ノ関駅からバス約95分「須川温泉」終点すぐ、栗駒山登山口でもあり紅葉期(9月下旬〜10月上旬)は特に人気。
乳頭温泉郷の路線バス終点にある、ブナの原生林に囲まれた一軒宿。名の由来は近くの沢に沢蟹が多かったことから。乳頭温泉郷では珍しい無色透明の重曹炭酸水素塩泉で、白い湯の花が舞う優しい肌ざわり。宿舎から約50m離れた林の中にある混浴露天風呂「唐子の湯」が名物で、雪見の季節は幻想的。ほかに木風呂と岩風呂の男女別内湯がある。日帰り入浴は9:00〜16:30で大人800円。7つの宿を巡れる「湯めぐり帖」(2,500円・1年有効)の対象で、鶴の湯・妙乃湯などと組み合わせるのが定番。田沢湖駅からバス約50分「乳頭温泉」下車すぐ。
稚内空港から車1時間、日本最北の温泉郷・豊富温泉の中心にある町営入浴施設。1926年の石油試掘で湧いた温泉で、湯に石油分が混じる世界的にも珍しい泉質。油の匂いとぬめりがあり、アトピーや乾癬など皮膚疾患の湯治で全国から人が集まる「奇跡の湯」として知られる。一般浴場のほか、ぬるめの湯治専用浴場があり長湯できる。入浴料は大人510円と安く、営業は10:00〜21:00(受付20:30)、隔週木曜が休み。食堂ではジンギスカンや定食も。サロベツ原野や利尻富士の眺望と合わせた最北のドライブに。JR豊富駅からバス約10分。
箱根湯本の奥、須雲川沿いの天山湯治郷の敷地内にある「入浴だけ」に絞った静かな湯処。隣の「ひがな湯治 天山」が休憩・食事込みの一日型なのに対し、一休は内湯のない全露天の造りで、ナトリウム塩化物泉とアルカリ性単純泉の2源泉をかけ流し。塩素臭のない銀イオン消毒、木と石の質素な浴槽、私語を控える落ち着いた雰囲気が常連に支持されている。料金は大人1,200円、営業は11:00〜20:00(土日祝は21:00まで、最終入館1時間前)、木曜定休。平日は天山との「はしご券」300円で両方に入れる。箱根湯本駅から旅館送迎バスまたはタクシー約5分、徒歩なら25分ほど。
「信州の鎌倉」と呼ばれる上田・別所温泉に3つある外湯(共同浴場)の一つ。池波正太郎『真田太平記』に登場する真田幸村の隠し湯として知られ、天然の岩をそのまま生かした浴槽に、ほのかに硫黄が香る弱アルカリ性の湯がかけ流しで注がれる。営業は6:30〜21:30(受付21:00)、火曜定休、入浴料は大人300円と手頃で、無料の鍵付きロッカーあり。石湯のほか大湯(第1・3水曜休)、大師湯(第1・3木曜休)と外湯巡りができ、北向観音や安楽寺八角三重塔(国宝)まで徒歩圏。上田電鉄別所線 別所温泉駅から徒歩10分。
兵庫県北部、98℃の源泉「荒湯」が湧く湯村温泉の中心にある町営の共同浴場。荒湯で卵や野菜を茹でる観光客で賑わう春来川のほとりに建ち、炭酸水素塩泉をかけ流しで使う男女別の主浴室のほか、露天風呂とサウナ、介助風呂、2階に休憩室を備える。入浴料は町外大人500円、営業は9:00〜21:00で毎月15日が休館日。タオル・石けん類は備え付けがないため持参か受付で購入を。駐車場は利用者2時間無料。城崎から車で約1時間、山陰海岸ジオパークや浜坂の松葉ガニ(11〜3月)と組み合わせやすい。
熊本北部の城下町・山鹿の中心に建つ、九州最大級の木造温泉建築。江戸時代に細川藩主の御茶屋として築かれ、明治の大改修は道後温泉本館を手がけた名工・坂本又八郎によるとされる。2012年に往時の姿で復元され、唐破風の玄関、龍の欄間、高い天井の大浴場は入浴料350円とは思えない風格。湯は無色透明のアルカリ性単純温泉でとろりとした肌ざわり、飲泉場もある。営業は6:00〜24:00(受付23:30)と長く、第3水曜休。石けん・タオルは券売機で購入。八千代座(国指定重要文化財)や豊前街道の町並み散策、8月の山鹿灯籠まつりとあわせて。
山鹿市街から車10分、里山にひっそりと湯宿が点在する平山温泉の中心にある共同浴場。1961年開業の旧平山温泉センターを2016年に新築し、内湯に加えて露天風呂が新設された。湯は平山温泉特有のぬめりが強いアルカリ性単純硫黄泉で「九州屈指の美肌の湯」と呼ばれ、源泉100%かけ流し。飲泉や温泉水の持ち帰りもでき、ロビーでは地元産の野菜や卵を販売する。入浴料は大人400円、営業は6:00〜21:30で年中無休。山鹿バスセンターからバス約11分「平山温泉前」下車徒歩1分。さくら湯と組み合わせて山鹿の湯めぐりに。
高山の古い町並みから車10分、地下1,000mから湧く弱アルカリ性の源泉をかけ流しで使う高山市内最大級の日帰り温泉。内湯・露天・歩行浴・電気風呂など10種類の湯とサウナ、和洋中100種のメニューを揃えた格安レストラン、1泊2,500円からの簡易宿泊、カラオケ、韓国式リラクゼーションまで備えた「温泉健康ランド」型の施設。営業は7:30〜23:00(最終入館22:30、露天は15:30〜22:00)、年中無休で料金は大人1,150円、21時以降の夜風呂は750円。高山駅から車で約10分、路線バスもある。宿の風呂が小さいゲストハウス滞在者や、白川郷・奥飛騨ドライブ帰りの利用に便利。
1691年創業、現存する日本最古の湯宿建築とされる群馬・四万温泉の老舗。赤い橋の向こうに建つ本館は『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルの一つと言われ、国の重要文化財。名物「元禄の湯」は1930年築の大正ロマン風浴場で、アーチ窓の光が差す石造りの床に5つの湯船が並び、湯は足元から湧く。「日本三大胃腸病の湯」に数えられる四万の湯(硫酸塩泉)は飲泉も可。日帰りは10:00〜17:30(最終受付17:00)大人1,500円でフェイスタオル付き、元禄の湯・混浴の岩風呂・貸切風呂が利用できる。タトゥーはシールで隠せば可。中之条駅からバス約40分「四万温泉」終点。
熱海駅の北、源頼朝と北条政子ゆかりの伊豆山神社の参道石段のたもとにある地区運営の共同浴場。湯は日本三大古泉のひとつ「走り湯」——横穴から湯が海へ走り落ちるように湧いた洞窟源泉——を引く71℃のカルシウム・ナトリウム塩化物泉で、加水のみのかけ流し。番台のある昭和そのままの造りに、熱めとぬるめの2槽が並ぶ。入浴料は大人350円、営業は14:00〜20:00頃と午後のみで木曜定休。タオル・石けんは持参を。すぐ下の走り湯洞窟(無料見学)と、837段の参道を上った伊豆山神社をセットにすると熱海の歴史散歩になる。熱海駅からバス約7分「逢初橋」下車。
奥飛騨温泉郷・栃尾温泉の蒲田川河川敷にある、露天風呂だけの公共浴場。大きな岩で囲った男女別の湯船は川側に囲いがなく、目の前に蒲田川の流れと北アルプスの山並みが広がり、夜は星空、冬は雪見と一年を通じて奥飛騨らしい野趣が味わえる。単純温泉のかけ流しで、脱衣所はあるが受付はなく、入口の木箱に寸志(300円程度)を入れる。営業は8:00〜22:00(清掃のため月・水・金は12:00から)、無休だが河川増水時は休止。タオルは持参。新穂高ロープウェイや平湯からの移動途中に気軽に寄れ、栃尾の宿に泊まる旅行者の夜の湯浴みにも。
宮城県白石市、600年以上前に里人が鎌の先で掘り当てたと伝わる山あいの湯治場・鎌先温泉で、1789年(寛政元年)創業の木造旅館。「奥羽の薬湯」と呼ばれる鉄分を含む硫酸塩泉は茶褐色に色づき、切り傷や打ち身に効くと湯治客に信頼されてきた。黒光りする廊下、ガラス障子、湯治部の面影を残す館内はレトロ好きにたまらない。日帰り入浴は11:00〜14:00で大人800円、タオル持参。白石蔵王駅から車15分、白石城や弥治郎こけし村、蔵王エコーラインの入口として立ち寄りやすい。混雑や清掃で受け入れを止める日があるため事前に電話を。
黒川温泉街の中心から車で5分、筑後川源流のせせらぎだけが聞こえる森の一軒宿。約3,000坪の敷地に混浴露天「もやいの湯」と女性専用露天「四季の湯」が点在し、二つの自家源泉をかけ流す。内湯の湯は微かに青みを帯びる。日帰りは露天風呂のみで8:30〜21:00、大人600円。黒川名物の「入湯手形」(1,500円で3か所)も使えるので、温泉街の宿と組み合わせて巡るのが定番。湯上がりの無料休憩コーナーあり。不定休なので事前に電話確認を。
「日本一の炭酸泉」を掲げる大分・長湯温泉のシンボル施設。ドイツ・バートクロツィンゲンとの交流から生まれた洋風の外観で、館内は加温も加水もしない源泉かけ流し。茶褐色に濁ったナトリウム炭酸水素塩泉は鉄分と炭酸を多く含み、湯船に浸かると体に細かな泡がつく。1階と3階に男女別の内湯・露天があり日替わりで入れ替わる。営業は6:00〜21:00(受付20:00)で早朝から入れるのがうれしい。休館は毎月第3水曜。料金は市外大人700円、家族風呂は50分2,400円。クレジットカード・QR決済可。JR豊後竹田駅から車25分。
御前湯から徒歩3分、地元の人が日常的に使う男女別の共同浴場。入口の券売機で300円を払って入る無人スタイルで、浴室は内湯が一つだけの潔い造り。長湯特有の炭酸水素塩泉がかけ流しで、湯口まわりは析出物で茶色に染まっている。営業は6:00〜22:00(受付21:30)、休みは第4水曜。石けん・シャンプーはないので持参を。長湯の温泉街を歩いて回るなら、御前湯・ガニ湯(無料露天)と合わせて「300円の地元湯」も体験しておきたい。
標高1,800m、硫黄含有量日本一といわれる万座温泉で最もひなびた湯治宿。木造の湯小屋に男女別の内湯が一つずつあるだけだが、白濁した酸性硫黄泉は濃く、熱く、湯上がりは眠くなるほど。昔からサルノコシカケ(キノコ)のエキスを湯に加えた「猿之腰掛湯」で知られる。日帰り入浴は10:00〜16:00で大人700円、タオル販売250円。大型ホテルが並ぶ万座の中で、湯治場らしさを味わいたい温泉ファン向け。地盤沈下で建物が傾いているため、営業状況は事前に電話確認を。万座・鹿沢口駅からバス約40分。
安達太良山の中腹、標高約600mの岳温泉街の中心にある公衆浴場(素泊まり自炊宿を兼ねる)。全国でも珍しい酸性泉で、源泉から約8kmを引き湯する間に湯もみされ、乳白色に濁った湯はぴりっとした肌ざわり。地下の大浴場は内湯のみだが源泉かけ流し100%。日帰り入浴は10:00〜19:00受付で大人400円、火曜定休。温泉街の坂道にはニコニコ共和国時代の面影が残り、無料の足湯もある。二本松駅からバス約25分。安達太良山登山やスキーの帰りに立ち寄る客が多い。
越後湯沢で最も歴史のある共同浴場。川端康成が『雪国』を執筆した旅館の近くにあり、康成自身も通ったと伝わる。湯船は5〜6人でいっぱいの小ささだが、湯沢では貴重な硫黄の香る源泉かけ流しで、湯沢の外湯めぐり5か所の筆頭格。料金は入湯税込み大人850円(2026年改定)、営業10:00〜21:00(受付20:30)、火曜定休。石けん・シャンプー備え付け、タオルは販売200円。越後湯沢駅から徒歩25分の坂の上にあり、ガーラ湯沢駅からなら徒歩10分。駐車場は10台のみ。
立山黒部アルペンルートの中心・室堂ターミナルから徒歩約12分、標高2,410mに建つ「日本一高所の温泉宿」。地獄谷から引いた白濁の酸性硫黄泉を100%かけ流しで、窓の外は3,000m級の立山連峰と火山湖みくりが池という別世界。浴室は内湯のみで、日帰り入浴は9:00〜16:00、大人1,100円。館内の喫茶ではブルーベリーソフトやカレーが人気。営業は4月中旬〜11月下旬の開山期間のみで、冬期は休業。雪の大谷(4〜6月)や紅葉(9月下旬〜10月上旬)の時期は特に混む。標高が高く湯も濃いので、長湯は禁物。
八幡平国立公園の山あい、ブナとナラの原生林に囲まれた「日本秘湯を守る会」の一軒宿。露天風呂の湯は緑がかった乳白色という珍しい色で、単純硫化水素泉のかけ流し。混浴露天と女性専用露天、男女別内湯があり、露天からは日本初の地熱発電所の蒸気がのぞく。日帰り入浴は8:30〜19:00(最終受付18:00)で大人700円、大広間休憩付きは10:00〜15:00で900円。通年営業で、冬は深い雪に埋もれた露天が名物。盛岡駅から岩手県北バス松川温泉行きで約1時間50分、終点下車すぐ。
東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩5分、東京都心で2種類の天然温泉に入れる貴重な銭湯。内湯はコーヒー色の「黒湯」(重炭酸ソーダ泉)、露天風呂は地下1,500mから湧く茶褐色で塩気のある「黄金の湯」を源泉かけ流しで使い、どちらも療養泉として認定されている。料金は都内銭湯共通の大人550円で、サウナ・岩盤浴は別料金。営業は12:00〜24:00、日曜は朝8:00から。月曜定休(祝日は営業)。目黒・五反田から近く、商店街「パルム」の食べ歩きと組み合わせる東京らしい温泉体験ができる。石けん・シャンプーは備え付け。
日本一大きな村・十津川村の役場近く、村内で最も古い湯泉地温泉の公衆浴場。全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をした十津川らしく、約60℃の硫黄泉を加水せず冷ましてかけ流す。名前の通り、長い階段を下りた渓流沿いの露天風呂から小さな滝を眺められるのが最大の魅力で、湯は熱め。内湯・サウナもある。料金は大人800円、営業8:30〜20:00、木曜定休。昼のみ営業の食事処ではダムカレーが名物。同じ湯泉地温泉には100円安い「泉湯」もあるので、滝を見たいならこちら。大和八木駅から日本一長い路線バスで約3時間40分の秘境。
滋賀県湖南市、旧東海道の宿場町・石部にほど近い十二坊の森にある日帰り温泉。男女日替わりの「修験の湯」と「百伝の湯」はそれぞれ内湯・ドライサウナ・源泉かけ流しの露天風呂を備え、pHの高いアルカリ性単純温泉はぬるりとした肌ざわり。料金は大人800円で、館内に食事処、トレーニングルーム、整体、陶芸などの体験工房、屋内温泉プール(4月下旬〜10月中旬、別料金)、予約制オートキャンプ場まで揃う。営業10:00〜22:00(最終受付21:20)、休みは年末年始とメンテナンス日のみ。JR草津線・甲西駅から車で約10分、名神・栗東湖南ICからも近く、湖南三山(常楽寺・長寿寺・善水寺)の紅葉めぐりと相性がよい。
開湯1,100年、山口県長門市の山あいに残る昔ながらの湯治場・俵山温泉。旅館に内湯がなく、宿泊客も浴衣で「町の湯」「白猿の湯」の2つの共同浴場に通う「外湯文化」が今も生きている。白猿の湯はそのうち新しい方の施設で、源泉そのままのぬるめの1号湯、加温した熱めの2号湯、露天風呂の3つの湯船があり、pH9.9のとろりとしたアルカリ性単純泉を体感できる。料金は大人850円、営業12:00〜21:00で火・水・木曜が定休(町の湯は6:00〜22:00・650円で毎日営業)。入口階段の途中に無料の足湯もある。長門湯本駅からバス約20分。
湯原温泉郷の一角、旭川支流沿いの斜面に石段が続く小さな集落・真賀温泉の共同浴場。約700年前、戦に敗れた武将が傷を癒したと伝わる。名物は「幕湯」と呼ばれる混浴の岩風呂で、1.6m×2mほどの湯船は深さ約1.2mあり立って浸かる。「日本一狭い混浴」ともいわれ、足元の岩の裂け目から39℃前後のぬるい源泉が気泡とともに湧き出す足元湧出泉。男湯・女湯は幕湯とつながっており大人250円、幕湯は400円(定員8名・1時間以内)、貸切湯は3人まで1,300円。営業8:00〜21:00(受付20:10)、火曜定休(祝日は営業)。混浴はタオル巻き不可なので覚悟が必要。中国勝山駅から車約20分。
湯けむりが立ちのぼる別府・鉄輪温泉のメインストリート「いでゆ坂」の中ほどにある、地元組合が運営する共同浴場。脱衣所と浴室が一体になった別府らしい造りで、メタケイ酸を多く含むナトリウム塩化物泉が熱めにかけ流されている。外来者の料金は湯銭ではなくコインロッカー代の100円だけという驚きの安さ。営業は6:30〜21:00で無休。石けん・シャンプーはなく、洗い場も最小限なので、地元の作法に倣って静かに短時間で。目の前の広場にはトイレがあり、徒歩2分の地獄蒸し工房鉄輪や海地獄と合わせて鉄輪散歩の途中に立ち寄れる。別府八湯温泉道のスタンプ対象。
三重県熊野市の山あい、かつての銅山跡に湧く秘湯。加水も加温もしない完全源泉かけ流しで湯量が豊富、無色透明のナトリウム塩化物泉は体の芯まで温まる。2015年に建て替えられた木の香る浴舎には内湯と、立ち湯・半身浴・寝湯を備えた露天風呂、60分1,080円の貸切風呂がある。入浴料は大人600円、営業9:00〜21:00(最終入場20:15)、不定休。近くの入鹿温泉・瀞流荘とは旧鉱山の坑道を走るトロッコ電車(約10分)で結ばれ、名物の乗車体験になっているが、2026年現在は安全点検のため当面運休中なので事前に確認を。毎月26日は入浴料半額。熊野大泊ICから車約40分。
鬼怒川の奥、男鹿川の清流沿いにある川治温泉の共同浴場。「傷は川治」と言われた古くからの湯治場で、自家源泉の弱アルカリ性単純温泉を塩素消毒なしの100%かけ流しで楽しめる。男女別の内湯と露天のほか、川沿いに開けた混浴の岩風呂があり、ぬるめの湯に浸かりながら渓流と山並みを眺められる(混浴は湯浴み着着用可)。低温サウナ、貸切風呂(50分4,000円)、休憩所も備える。料金は大人1,000円(日光市民500円)、営業10:00〜20:00(受付19:30)、水曜定休(祝日の場合は翌日、GWは無休)。野岩鉄道・川治湯元駅から徒歩15分。鬼怒川温泉駅から車で15分ほどで、鬼怒川と組み合わせるのに便利。
真っ白な砂浜で有名な白良浜の目の前に建つ、白浜町営の外湯。番台のある昔ながらの銭湯風の造りで、2階の浴場の大きく開けた窓からは白良浜と青い海、空が一望できるという、観光地とは思えない420円の絶景風呂。源泉「生絹湯(すずしゆ)」66.8℃のナトリウム塩化物泉をかけ流しで使い、強い塩味の湯は湯冷めしにくい。営業は9:00〜11:00と14:00〜21:30(最終入場21:00、7〜9時は町民専用)、木曜定休。石けん・シャンプーは40円で販売、ドライヤーはない。崎の湯・牟婁の湯と並ぶ白浜の外湯めぐりの一つで、海水浴の後に砂を落として入るのが地元流。白浜駅からバス約15分「白良浜」下車すぐ。
砂むし温泉で知られる指宿の市街地に、明治15年(1882年)から続く指宿最古級の共同浴場。地元では「むらんゆ」と呼ばれ、木造の湯小屋と、湯船の底から直接湧く足元湧出の源泉が自慢。蛇口はなく、湧き出る温泉をそのまま桶ですくって体を流す昔ながらのスタイルで、浴槽は熱めとぬるめの2つ。ナトリウム塩化物泉は指宿らしく塩気が強く、湯上がりはぽかぽかが長く続く。料金は大人350円を料金箱に入れる無人方式で、営業8:00〜22:00。石けん類はないので持参を。指宿駅から徒歩約13分。砂むし会館「砂楽」の後に「本物の地元湯」を体験したい温泉ファン向けで、混雑時や清掃中は入れないこともあるため、休みは事前確認を。
開湯1,200年、山形県大蔵村のカルデラの底に旅館が肩を寄せ合う湯治場・肘折温泉。その温泉街のちょうど真ん中に建つ、外来者が入れる唯一の共同浴場が「上の湯(かみのゆ)」。番台のある小さな浴場で、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉のやや熱めの湯がかけ流され、湯船の隅には薬師様が祀られている。料金は大人400円(温泉街の宿泊者は無料)で、営業は8:00〜18:00(冬期は17:00まで)、木曜午前は清掃のため入浴不可。毎朝5〜6時頃から立つ朝市(4〜11月)と組み合わせるのが肘折流。冬は日本有数の豪雪地帯で、雪の壁に囲まれた温泉街を歩くだけでも旅情がある。新庄駅からバス約55分。
青森県黒石市、400年以上の歴史をもつ温湯(ぬるゆ)温泉の中心に建つ共同浴場。周囲を「客舎(きゃくしゃ)」と呼ばれる素泊まりの湯治宿が取り囲み、宿に内湯はなくみな共同浴場に通うという、東北でも珍しい湯治場の形が残る。浴室は銭湯のように広く、ナトリウム塩化物・硫酸塩泉を加水せず独自の方法で冷ました源泉100%のかけ流しで、熱めとぬるめの2槽。料金は大人350円、営業は朝5:00〜22:00(受付21:30)と長く、無休(4・11月に臨時休あり)。石けん類はなし。名物のこけし工人の工房や、津軽こけし館も近い。黒石駅からバス約25分。
八幡平の秋田側、標高約1,000mの噴気地帯に建つ一軒宿。「馬で来て足駄で帰る」と謳われた東北屈指の湯治場で、オンドル式の湯治棟でも知られる。大浴場には名物の箱蒸し風呂、泥湯、打たせ湯、火山風呂、露天風呂など7種類の浴槽が並び、白濁した酸性の硫黄泉が湧く。日帰り入浴は10:30〜15:00(受付14:00)で大人800円、火曜定休(メンテナンス休あり)。宿の裏手には泥火山や噴気孔をめぐる「後生掛自然研究路」(一周約40分)があり、地熱を肌で感じられる。田沢湖駅から八幡平頂上行きバスで約1時間55分(例年4月下旬〜10月中旬運行)、冬は鹿角花輪駅からの路線バスや車で。
妙高山の登山口、標高約1,100mの燕温泉街の奥に湧く、男女別の無料野天風呂。温泉街から徒歩5分ほどの山道を上がると、簡素な板囲いの脱衣所と岩組みの湯船だけがあり、乳白色の硫黄泉に湯の花が舞う。硫黄泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉の成分を併せ持つ「トリプル美人湯」として知られ、目の前には妙高の山肌が迫る。利用は無料で日の出〜日没、営業期間は4月〜11月(冬季閉鎖、残雪期は長靴必須)。月曜・金曜の午前中は清掃のため入浴不可。さらに15分歩いた渓谷沿いには混浴の「河原の湯」(7〜11月)もある。石けん使用不可、脱衣所は最小限なので、地元のマナーを守って。関山駅からバス約21分の終点から徒歩。
熊本と大分の県境、杖立川の両岸に宿が連なる杖立温泉は、応神天皇の産湯に使われたという1,800年の伝説をもつ古湯。「元湯」はその発祥とされる共同湯で、川沿いの遊歩道に面した岩壁をくり抜いたような半露天の湯船が一つあるだけの、混浴・無料・24時間という潔い施設。約98℃の高温泉を冷ましたナトリウム塩化物泉は、湯上がりの肌がしっとりする。脱衣スペースは簡素で目隠しも最小限なので、湯浴み着やタオル巻きで入る人が多く、早朝や夜が狙い目。杖立名物の「背戸屋(せどや)」と呼ばれる路地の散策や、5〜6月に川を渡す3,500匹の鯉のぼりと合わせて訪ねたい。日田駅からバス約50分。
日本海に面した山形・庄内の海辺の温泉地・湯野浜温泉。その温泉街中心のロータリーに建つコミュニティセンター「コスパ」1階にある市営の共同浴場で、地元の人の日常の湯。湯野浜の各源泉を混合したナトリウム・カルシウム塩化物泉を、加水のみのかけ流しで使い、内湯一つの潔い造り。料金は大人400円、営業は朝6:00〜7:00と10:00〜21:30の二部制、休みは第2・4木曜。石けん・シャンプーは200円で販売、タオルは100円。浴場を出れば砂浜まで徒歩2〜3分で、夕日の名所として知られる湯野浜海岸の日没を見てから入るのがおすすめ。鶴岡駅からバス約35分。
大分・日田市の玖珠川沿いに湯けむりが上がる天ヶ瀬温泉は、別府・由布院と並ぶ「豊後三大温泉」の一つ。川原に点在する共同露天風呂が名物で、「薬師湯」はそのうち最も入りやすい一つ。岩組みの湯船が一つだけの混浴で、無人の料金箱に100円を入れて入る。源泉75℃の単純硫黄泉を加水して適温にし、ほのかな硫黄の香りと対岸の温泉街の眺めが楽しめる。営業は10:00〜22:00で無休、バスタオル巻きOKなので初心者でも挑戦しやすく、夜は照明が灯って雰囲気がよい。2020年の豪雨被害から復旧した温泉街の散策と、川沿いの他の露天(神田湯・駅前温泉など)めぐりも。JR天ケ瀬駅から徒歩約10分。
道後温泉から山側へ約8km、石手川の渓谷に建つ大型温泉ホテル。西日本最大級をうたう大露天風呂「翠明の湯」は約26の湯船が斜面に連なり、川の瀬音を聞きながら源泉かけ流しのアルカリ性単純硫黄泉に浸かれる。道後より硫黄の香りがはっきり残る「美人の湯」。日帰り入浴は15:00〜20:00(受付19:00)で大人1,100円、不定休。予約不要の貸切露天風呂「湯の瀬」(2〜4名45分4,400円、タオル付き)は15:00〜23:00と遅くまで使え、家族やタトゥーが気になる人にも向く。夏季限定の冷泉プールも名物。松山駅からバス約50分「奥道後」下車すぐ、道後温泉駅からは車で約15分。
開湯1,300年、加賀温泉郷・山代温泉の中心「湯の曲輪(ゆのがわ)」に建つ公共浴場。加賀では共同浴場を「総湯」と呼び、旅館の宿泊客も浴衣で通うのが習わし。老舗「旧吉野屋旅館」の門を移築した入口が目印で、館内は広く清潔、大きな浴槽が一つに加水なしの新鮮な湯(ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉)がかけ流されている。料金は大人500円、営業6:00〜22:00、第4水曜の午前のみ休み。向かいに建つ明治時代の総湯を再現した「古総湯」(700円)との共通券は900円で、九谷焼のタイルとステンドグラスの浴室と入り比べるのが定番。石けん類は販売のみ。加賀温泉駅からバス約10分。
埼玉県北部・熊谷市にある県内最大級のスパ施設。地下1,500mから毎分600リットル以上湧く自家源泉のアルカリ性単純温泉を、源泉かけ流しの露天「生源泉の湯」をはじめ壺湯・寝湯・高濃度炭酸泉など多彩な浴槽で楽しめる。ロウリュを行うサウナや水風呂、庭園を眺める外気浴スペースも充実。別料金の「温活cafeネスト」は8種類の岩盤浴とコミック、フリードリンクが揃い一日過ごせる。入館料は大人平日950円・土日祝1,100円、10:00〜23:00(最終入館22:30)、無休。露天壺湯付きの貸切個室(要電話予約)もある。JR熊谷駅から路線バスまたはタクシー約10分、無料駐車場300台。都心から新幹線で約40分の熊谷でラグビー観戦や妻沼聖天山とあわせて。
小江戸・川越の蔵造りの町並みを歩いたあとに寄りたい天然温泉。地下1,200mから湧く自家源泉のナトリウム塩化物泉を内湯と露天にたたえ、「木の湯」「石の湯」の2ゾーンを男女日替わりで使う。全部で9種類の風呂と3種類のサウナがあり、温泉に高濃度炭酸を溶かした炭酸風呂やかけ流しの源泉風呂、岩盤浴、貸切風呂まで館内で湯めぐりができる。料金は大人平日850円・土日祝950円、営業10:00〜24:00(土日祝は9:00から、受付23:00まで)、無休(メンテナンス休業あり)。ボディソープ・シャンプー備え付けで、そば・うどんの食事処や整体、あかすりも併設。西武新宿線 本川越駅から西武バスで「法務局」下車すぐ、無料駐車場150台。
伊東温泉の共同浴場「七福神の湯」の中で最も古い歴史をもつ地元の湯。江戸時代には三代将軍徳川家光に湯を献上したと伝わる由緒ある源泉で、現在は区営の和田湯会館として営業。男女別の内湯のみの簡素な造りだが、無色透明の単純温泉がかけ流しで注がれ、地元の常連が集う昔ながらの銭湯の空気を味わえる。料金は大人400円・小学生以下200円、営業14:00〜22:00、水曜定休(偶数月は連休あり、要確認)。石けん・タオルは販売のみで持参が基本。JR伊東駅から徒歩約15分、東海館やキネマ通りの散策とあわせて七福神の湯めぐりの一軒に。駐車場は11台。
安達太良山の中腹、標高約600mの岳温泉を代表する92室の老舗旅館。源泉は8km離れた山中のくろがね小屋付近から引湯し、湯畑で自然に冷ましながら流れてくるため湯もみ不要の適温になった全国的にも珍しい酸性泉(単純酸性泉)で、肌を引き締める爽快な浴感がある。大浴場「俳句の湯」と露天「月見の湯」「花見の湯」で安達太良の山並みを望む。日帰り入浴は大人1,000円・子ども500円で12:00〜20:00(最終受付19:30。水曜は15:00から、土曜・休前日は12:00〜16:00)、混雑時は入場制限あり。ビュッフェ付き日帰りプランも人気。二本松ICから車約15分、JR二本松駅から路線バス約25分。ヒマラヤ大通りの桜並木や智恵子の故郷めぐりと合わせて。
山口県長門市、開湯1100年余りの湯治場・俵山温泉にある2軒の外湯の一つ。俵山は宿の多くが内湯を持たず、湯治客は今も浴衣姿で外湯に通う昔ながらの温泉街で、「町の湯」はその暮らしの中心。とろりとした肌ざわりのアルカリ性単純温泉が源泉かけ流しで注がれ、飲泉場もある。湯船は内湯のみの簡素な造りだが、朝6:00から夜22:00まで通しで開き、大人650円と手頃。要予約の貸切家族湯(3名3,500円、8:00〜21:00)も併設。定休日はなく、7月・12月の大掃除時のみ休業。もう一軒の「白猿の湯」(850円、露天あり)は火〜木曜休みなので、平日は町の湯が頼りになる。JR長門市駅からバス約25分「俵山温泉」下車徒歩3分。
御在所岳の麓、開湯1300年の湯の山温泉で毎分500リットルもの豊富な自家源泉を誇る宿。常に新しい湯を注ぐ源泉かけ流しにこだわり、とろみのあるアルカリ性単純温泉は「美人の湯」として知られる。四季の山景色に開けた大露天風呂が名物で、紅葉の季節はとくに人気。日帰り入浴は創業60周年を記念して2026年7月に値下げされ、大人平日700円・土日祝800円、小人400円/500円、営業10:00〜19:30(最終受付18:30)、金曜定休。昼食(まこもうどんなど)や日帰り会席プラン(温泉入浴付き)もあり、御在所ロープウエイやアクアイグニスと組み合わせやすい。近鉄湯の山温泉駅から三重交通バスで約10分、東名阪道 四日市ICから車約20分、駐車場150台。
標高1,800m、通年車で行ける温泉地としては日本最高所級の万座温泉を代表するホテル。高台に建ち、名物「こまくさの湯」は山肌の斜面に張り出した露天風呂で、乳白色の硫黄泉に浸かりながら雲海や上信越の山並み、冬は一面の雪景色を眺める文字通り「雲上の露天風呂」。露天は男女別のほか腰巻きタオル着用の混浴ゾーンがあり、万座で混浴に入れる数少ない宿の一つ。硫黄含有量は日本屈指で湯上がりも香りが残る。日帰り入浴は大人1,500円・子ども750円、受付11:00〜16:00(入浴受付15:00まで)、フェイスタオル付き(バスタオル貸出300円)。混雑する土日より平日がおすすめ。軽井沢駅から西武観光バスで約2時間、または万座・鹿沢口駅からバス約40分。冬はスキー場直結。
新穂高ロープウェイ乗り場のすぐそば、北アルプスの登山口に立つ日帰り入浴施設。かつての山小屋を前身とし、2種類の異なる源泉を持つのが特徴で、単純温泉と炭酸水素塩泉をそれぞれかけ流しで楽しめる。蒲田川のせせらぎと笠ヶ岳・錫杖岳の岩峰を望む露天風呂は、下山後の登山者やロープウェイ帰りの観光客でにぎわう。料金は大人1,000円・小人500円、営業9:00〜18:00(受付は終了1時間前まで)、不定休。休憩室と食事処を備え、飛騨牛やそばなど奥飛騨の味も楽しめる。高山濃飛バスセンターから新穂高温泉行きバス約90分「新穂高温泉」下車徒歩2分、駐車場は11台(周辺に有料駐車場あり)。
名古屋の西隣・蟹江町にある1960年代開業の大型浴場で、東海地方の温泉好きに「本物の湯」として知られる一軒。低温と高温の2本の自家源泉を入浴に適した温度にブレンドし、加水・循環なしで内湯にも露天にもそのままかけ流す。名物は内風呂とは思えないスケールの庭園大浴場で、岩組みと植栽の中に大小の湯船が広がる。無色透明の単純温泉はやわらかく、湯上がりはさっぱり。料金は大人平日700円・土日祝800円、営業13:00〜23:00(受付22:30)、無休(メンテナンス臨時休あり)。石けん・シャンプー備え付け、大広間と食事処も併設。近鉄蟹江駅からタクシー約7分、JR永和駅から徒歩約17分、無料駐車場250台。名古屋駅から30分圏で源泉かけ流しに入れる貴重な場所。
世界遺産・石見銀山の積出港として栄えた温泉津の、開湯1300年と伝わる発祥の湯。町並み保存地区の一角に建ち、狸が傷を癒していたという伝説をもつ。浴室には源泉が直接注がれる「熱い湯」と少し冷ました「ぬるい湯」の二つの湯船があり、ぬるい湯でも43℃前後。茶褐色の湯の花が舞う濃いナトリウム・カルシウム塩化物泉は療養泉として名高く、飲泉もできる。料金は大人450円・小人200円、朝6:00〜20:00、不定休(第3月曜は15時以降休み)。石けん類は備え付けなし、シャワーもないので昔ながらの作法で。もう一つの外湯「薬師湯」(500円)との入り比べが定番。JR温泉津駅から徒歩約20分またはバス5分。
山梨市牧丘町、ぶどう畑と桃畑の中に建つ日帰り温泉で、県内屈指の「湧きたて源泉」として温泉ファンに愛される一軒。地下から毎分500リットル自噴する42℃前後のアルカリ性単純温泉を、加温・加水・循環なしでそのまま浴槽に注ぎ、湯口から新鮮な湯があふれ続ける。とろりとした肌ざわりで、内湯の檜風呂と岩造りの露天から甲府盆地越しに富士山を望める日もある。料金は2時間まで大人700円・小人500円(大広間休憩付き4時間1,300円、1日1,800円)、営業10:00〜21:00(受付20:15)、火曜と年末年始休み。ほうとうや天ぷらの食事処を併設し、恵林寺やワイナリーめぐりと合わせやすい。中央道勝沼ICから車約25分、JR山梨市駅からタクシー約15分。
国立公園内で掘削ができないため、すべての湯が自然湧出という雲仙温泉。その温泉街の外れにある小さな共同浴場で、地元では「だんきゅう風呂」の名で親しまれる。小判型の深い湯船が一つだけ、酸性の硫化水素泉が新鮮なままかけ流され、季節や日によって白濁したり透明に近かったりと表情が変わる。温度は43〜44℃と熱め、ほのかな硫黄の香り。料金は大人200円・子ども100円、営業9:00〜22:00、火曜定休。ドライヤーやアメニティはなく石けんは販売のみ、ロッカーあり、駐車場は4台。雲仙地獄めぐりのあと、観光客向けの大型浴場とは違う土地の湯を200円で味わえる貴重な一軒。
奈良県東端、秋にススキの草原が金色に染まる曽爾高原のふもと「曽爾高原ファームガーデン」内にある村営の日帰り温泉。ナトリウム炭酸水素塩泉はとろとろと強いぬめりがあり「美人の湯」の評判どおり肌がつるつるになる。内湯には源泉かけ流しの浴槽があり、露天からは兜岳・鎧岳の岩峰と高原の眺めが広がる(浴室は木の浴室と石の浴室を週替わりで男女交代)。料金は大人900円・子ども500円、営業11:00〜21:00(12〜3月は20:30まで、受付は終了1時間前)、水曜定休(祝日は営業し翌日休)・年末年始休。地ビール工房や農産物直売所、食事処が同じ敷地にあり、ススキの季節(10〜11月)は特に混み合う。名張駅からバス約45分、大阪から車約1時間50分。
八幡平アスピーテラインの頂上近く、標高1,400mに建つ東北最高所の温泉宿。営業はゴールデンウィークから10月下旬までの期間限定で、冬は雪に閉ざされる。斜面に点在する5つの混浴露天風呂(女性専用露天と男女別内湯もあり)は、足元の地面から直接湧く硫黄泉が白濁し、底に沈む泥を肌に塗る「泥パック」が名物。眼下に岩手山と樹海、朝は雲海や朝焼けを望み、まさに雲上の湯。泉質は単純硫黄泉で湯温はぬるめから熱めまでさまざま。日帰り入浴は大人650円・小学生以下350円、8:00〜18:00と長く受け付け、八幡平山頂トレッキングの帰りに立ち寄る人でにぎわう。露天は混浴のため湯浴み着・タオル巻き可。盛岡駅からバス約2時間、東北道 松尾八幡平ICから車約40分。携帯はつながりにくい。
福岡県うきは市、筑後川の川面を見下ろす高台に建つ温泉旅館で、pH8.7のアルカリ性単純硫黄泉は「化粧水に浸かっているよう」と評されるほどとろりとした肌ざわり。筑後川温泉は原鶴温泉の対岸に位置し、国民保養温泉地に指定された静かな湯どころで、当館は日帰り入浴を積極的に受け入れている。大浴場と露天風呂のほか、「石」「岩」「すべり台」など個性的な貸切家族風呂(60分2,500円、当日フロントで申込)があり、タトゥーのある人は貸切のみ利用可と明示されている。日帰り入浴は大人800円・子ども600円、13:00〜21:00、水曜ほか不定休。原鶴・筑後川一帯は鵜飼いと果物狩りの里で、フルーツ狩りの帰りに寄る家族連れが多い。JR久大本線 筑後大石駅からタクシー約5分、大分道 杷木ICから車約3分。
霧島連山の東麓・宮崎県高原町の山あいに湧く「極楽温泉」の一軒宿で、「名湯百選」にも選ばれた個性派の湯。泉質は含二酸化炭素・鉄(II)−カルシウム−炭酸水素塩泉、いわゆる炭酸鉄泉で、空気に触れて赤茶色に濁った源泉かけ流しの湯船と、高濃度の炭酸鉱泉をそのまま張った「源泉水風呂」の温冷交互浴が名物。細かな泡が肌につく冷たい炭酸泉に浸かってから温かい湯へ戻る繰り返しは、サウナ好きにもたまらない。露天風呂、サウナ、要予約の貸切風呂もある。日帰り入浴は大人600円・子ども250円、朝7:00〜21:00(受付20:30)と長いが、水曜は10:00〜15:00が清掃で休止。九州の山河料理を出す食事処があり、湯治気分で個室休憩や宿泊もできる。JR高原駅から車約15分、宮崎道 高原ICから約15分。えびの高原・霧島観光の穴場として。
島根県美郷町、江の川支流の山あいにひっそりと残る明治創業の湯治場。浴槽の底板の隙間から源泉がぷくぷくと直接湧き上がる「足元湧出」の湯で、温泉ファンの間では「西日本屈指の源泉」と評される。含二酸化炭素・鉄の炭酸水素塩泉は34℃前後のぬる湯、うっすら黄褐色に濁り、体に細かな泡がまとわりつく。湯船は木造の小さなものが男女1つずつ、洗い場はなく石けん・シャンプーは使用禁止、入浴は1回1時間までという「湯に浸かるだけ」の場所。上がったあとは五右衛門風呂の沸かし湯で温まれる。料金は大人500円、営業は4〜10月8:00〜18:00(受付17:00)、11〜3月8:00〜17:00(受付16:00)、木曜定休。部屋休憩もできる。三江線廃止後は車が現実的で、JR江津駅から約1時間、浜田道 大朝ICから約50分。狭い山道の先にあるので運転は慎重に。設備を求める人には向かないが、湯そのものを味わいたい人には忘れがたい一湯。
青森・秋田県境に近い平川市碇ヶ関の山あい、林道の先に一軒だけ建つ秘湯。毎分500リットルともいわれる豊富な湯量を誇り、湯船からあふれた湯が洗い場の床一面を川のように流れる「ドバドバかけ流し」で全国的に名高く、温泉ファンの投票企画で日本一に選ばれたこともある。ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉は薄い黄褐色で鉄と金気の香りがし、床に横たわって流れる湯に体を浸す「トド寝」がこの湯の楽しみ方。長らく休業していたが2025年12月にリニューアルオープンし、日帰り入浴は大人600円・小学生200円、営業9:00〜20:30。宿泊は朝食付きか素泊まり。碇ヶ関駅・湯の沢まで送迎に対応してくれる(要事前連絡)。設備は素朴で、営業日・時間は変動することがあるので電話や公式SNSで確認を。JR碇ヶ関駅から車約15分、東北道 碇ヶ関ICから約15分、冬は積雪に注意。
日本三大松原・虹の松原のすぐそば、唐津市の国道202号沿いにある日帰り温泉。JR虹ノ松原駅から徒歩約10分と鉄道でも行きやすい。地下から湧く弱アルカリ性の単純温泉を源泉かけ流しで使い、名前どおりのつるりとした肌ざわり。浴場はぬるめと熱めの浴槽、露天風呂、サウナ、水風呂をそろえ、岩風呂・タル風呂などの家族風呂(貸切・別料金、受付20:00まで)も3室ある。料金は大人800円・子ども450円、営業10:00〜22:00(受付21:30)、第3木曜定休(1・2・8月は無休、12月31日は特別休館)。食事処では唐津の魚を使った定食が食べられ、館内はアニメ「ユーリ!!! on ICE」の聖地としてファンの展示コーナーもある。唐津城・呼子の朝市・虹の松原ドライブの途中に、あるいは福岡からの日帰り唐津旅の締めに。福岡市内から車約1時間、駐車場50台。
多摩丘陵の緑に囲まれた稲城市、JR南武線 南多摩駅から徒歩約5分にある天然温泉のスーパー銭湯。地下1,700mから湧く弱アルカリ性の温泉は薄い琥珀色で肌にやわらかく、露天エリアには源泉かけ流しの岩風呂のほか、壺湯、寝ころび湯、炭酸泉、季節の替わり湯が並び、内湯には高濃度炭酸泉やジェットバス、サウナ(ロウリュあり)と水風呂を備える。都心の施設に比べて敷地に余裕があり、外気浴スペースで木々を眺めながら休めるのが魅力。入館料は大人平日1,000円・土日祝1,200円、子ども520円/680円、岩盤浴は別料金(平日750円)。営業は平日9:00〜25:00、土日祝は7:00〜25:00(最終受付24:00)と朝早くから深夜まで。休館は3・6・9・12月の第3火曜のみ。食事処・ボディケア・漫画コーナーもあり、新宿から南武線・京王線経由で約40分と、東京西部のよみうりランドや多摩の散策と組み合わせやすい。
乳頭温泉郷へ向かう道の途中、田沢湖高原の水沢温泉郷を代表する立ち寄り湯。乳頭の秘湯にくらべて知名度は低いが、湯量豊富な含硫黄−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩・塩化物泉を源泉かけ流しで使い、青みがかった白濁の湯は「ツルツルしっとり」と女性にも評判。最大の特徴は深さ約1mの立って浸かる露天風呂で、この深さの露天はこの一帯でも2か所しかない。男女別に内湯2つと露天2つがあり、打たせ湯も常時使える。料金は大人900円・小学生以下無料、営業10:00〜20:00(閉館21:00)、不定休(GW・お盆・年末年始は営業)。宿泊も可能で、乳頭温泉が混み合う季節の代替や、田沢湖スキー場・秋田駒ヶ岳登山の帰りにちょうどよい。JR田沢湖駅から羽後交通バス乳頭温泉行き約25分「水沢温泉郷」下車すぐ、駐車場60台。
鹿児島空港から車で約15分、霧島市隼人町の天降川沿いに広がる日当山(ひなたやま)温泉郷でいちばん古い自然湧出の湯。西郷隆盛が狩りの合間に好んで通ったと伝わり、地元では「せごどんの湯」と呼ばれる。入口の料金箱にセルフで入浴料を入れる無人スタイルで、大人250円・小学生100円という昭和のままの値段。浴室はシンプルな内湯のみで、浴槽は熱めと普通の2つに分かれ、無色透明でつるりとした炭酸水素塩泉が源泉かけ流しで注がれる。飲泉場もあり飲み放題。露天も食事処もないが、朝6:00から21:00(受付20:30)まで開き、隣には素泊まり1,800円(入浴料込み)の宿泊棟という、旅人にはありがたい存在。定休は第4月曜。JR日当山駅から徒歩約5分、駐車場10台。霧島神宮や空港の前後に、飾らない鹿児島の日常の湯を体験したい人に。
福島駅からバス約40分、吾妻連峰のふところに湧く土湯温泉の温泉街の中心にある公衆浴場。2018年に建て替えられた木の香る建物で、荒川の渓流に面したロケーション。アルカリ性炭酸水素塩泉を加温・循環なしの源泉かけ流しで使い、無色透明でやわらかいが湯温はかなり熱めなので、加水して好みに調整するのが土湯流。男女別の内湯に加え、貸切風呂(1,500円)もあるので家族やカップルでも使いやすい。料金は大人500円・子ども250円、営業9:00〜21:00(受付20:30)、火曜定休(年末年始は営業)。温泉街には足湯や土湯こけしの工房、源泉の湯けむりが上がる「荒川源泉」や共同の「かじかの湯」もあり、こけしの絵付け体験とあわせて散策すると半日楽しめる。無料駐車場82台。福島西ICから車約20分、磐梯吾妻スカイラインの入口としても便利。
日本海に沈む夕日で知られる新潟県村上市の瀬波温泉で、日帰り入浴を主体に営業する温泉施設。地下180mの自家源泉から約94℃の高温泉が豊富に湧き、海辺の温泉ながらほのかに硫黄の香りがして、浸かると肌がつるつるになると評判。内湯、岩を組んだ野趣あふれる野天風呂、ミストサウナがあり、シャワーにまで温泉を使う贅沢さ。冬は雪見の野天風呂になる。貸切家族風呂や貸室、平日限定の食事付き日帰りプラン(4,800円〜)もそろい、宿泊も可能。料金は大人900円・子ども500円、貸タオル210円、営業9:00〜22:00(受付21:00)、不定休。JR村上駅からバス約10分、日本海東北道 村上瀬波温泉ICから車約12分、駐車場100台。村上の鮭料理と町屋巡り、夕日の名所・瀬波海岸の散歩と組み合わせて。
花巻温泉の奥、狭い谷筋に湯宿が寄り添う古い温泉街・台(だい)温泉にある木造の日帰り温泉。開湯600年を超える台温泉は源泉の数が多く高温で知られ、ここでも源泉かけ流しの熱めの湯を、10人も入ればいっぱいの浴槽と5つの洗い場という小さな浴室で味わう。休憩所も売店もない潔い造りだが、朝6:00から22:00(受付21:30)まで年中無休で開き、料金は大人480円・小学生250円——値上げの時代にあえて値下げして話題になった良心的な湯。シャンプー・ボディソープは備え付け。隣接する手打ちそば処(昼のみ・要予約)で食事もできる。花巻温泉から車で10分足らず、JR花巻駅からタクシー約20分、駐車場30台。大型ホテルが並ぶ花巻温泉とは対照的な、湯治場の空気が残る台温泉を手軽に体験できる一湯。
さいたま市西区、武蔵野の雑木林を残した敷地に建つ天然温泉のスーパー銭湯。地下1,500mから毎分600リットル以上湧く源泉は、淡い緑がかった琥珀色のナトリウム塩化物泉で、露天エリアの岩風呂と源泉ぬる湯には加温・加水なしのかけ流しで注がれ、38℃前後のぬる湯に長く浸かる「ぬる湯文化」の名所として温泉ファンに知られる。生源泉の壺湯、寝ころび湯、高濃度炭酸泉、ロウリュのあるサウナと深めの水風呂、木立を眺める外気浴スペースもそろい、都市近郊とは思えない静けさ。料金は大人平日880円・土日祝980円、子ども500円/550円、営業10:00〜24:00(受付23:30)、不定休。食事処、ボディケア、あかすりもあり、JR大宮駅からバス約25分「清河寺」下車、または上尾駅・指扇駅からタクシー。首都圏の「ぬる湯」好きなら一度は行きたい一湯で、駐車場も広い。
仙台駅から車で約40分、広瀬川の上流に開けた「仙台の奥座敷」作並温泉の入口にある日帰り温泉。大型旅館が多い作並で、宿泊なしで気軽に立ち寄れる貴重な施設で、宿泊棟も併設する。浴場はこぢんまりしているが、天然温泉100%の源泉かけ流しで、無色透明のやわらかな湯が静かにあふれる。別料金の天然石の岩盤浴とのセットプラン(大人2,000円)もあり、女性用パウダールームには化粧品やフェイスマスクまで備えられ、風呂上がりの支度がしやすいと好評。日帰り入浴は大人800円・子ども600円(1時間以内の短時間料金500円あり)、営業10:00〜19:00(受付17:00)、水・木曜定休。バスタオルなどの貸出あり。仙山線 作並駅から車約5分、仙台市営バス「作並温泉入口」下車すぐ。ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所の見学や、秋の鳳鳴四十八滝の紅葉とあわせて。
山形新幹線かみのやま温泉駅から徒歩約10分、城下町・宿場町として栄えた上山(かみのやま)温泉の温泉街に残る共同浴場のうち、最も歴史の古い湯。江戸初期の1624年に現在地へ移され、沢庵禅師も浸かったと伝わる。大きな浴槽は「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれ、無色透明のナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉が源泉かけ流しで注がれる。石畳の洗い場、番台のある昔ながらの造りで、入浴料は大人150円・小学生100円(洗髪は別途100円)と驚きの安さ。2階の畳敷き広間は1日300円で休憩に使える。営業6:00〜22:00(12〜2月は6:30〜、受付21:30)、無休。上山城、武家屋敷通り、足湯5か所をめぐる街歩きの途中に、地元の人と一緒に朝湯や夕湯を。山形市内から車約25分、蔵王温泉からも約40分。石けん類の備え付けはないので持参を。駐車場は向かいの商店街駐車場を利用。
熊野本宮大社の参詣者が湯垢離をした日本最古級の湯・湯の峰温泉の中心にある公衆浴場。世界遺産「つぼ湯」の受付を兼ねる建物で、2022年にリニューアルされた。浴室は3種類。あつめ・ぬるめの2槽がある「一般湯」(大人400円・シャンプー完備)、源泉を加水せずそのまま張った濃厚な「くすり湯」(600円・石けん使用不可)、30分貸切の「家族湯」(700円)で、いずれも硫黄の香る白濁〜透明のナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉。つぼ湯(800円・30分交代)は混雑時に数時間待ちになることもあるので、番号札をもらってから公衆浴場で先に温まるのが賢い順番。営業6:00〜21:00(受付20:30)、不定休(清掃休業あり)。温泉街には90℃の源泉で卵や野菜を茹でる「湯筒」もあり、熊野古道・大日越えの出発点でもある。JR紀伊田辺駅または新宮駅からバス約2時間「湯の峰温泉」下車すぐ、駐車場46台。
那須塩原市関谷、塩原温泉郷の入口にあたる道の駅「湯の香しおばら」に近い日帰り温泉。源泉温度68.4℃・毎分250Lという豊富な湯量を誇り、露天風呂は源泉100%かけ流し。薄い茶色を帯びたぬるぬるのアルカリ性単純温泉は「美肌の湯」として評判で、内湯(約20人サイズ)と露天(約10人)はどちらも広々。サウナ・水風呂・バブルジェットの寝湯のほか、水着着用で入るバーデプールもあり家族連れに人気。料金は平日大人800円・土日祝1,000円、4歳〜小学生400円/500円。平日17時以降は600円の夜間料金でさらにお得。営業10:00〜22:00(最終受付21:00)、第3水曜定休(祝日の場合は翌日)。食事処・休憩室・整体あり、150台の無料駐車場。JR西那須野駅から車約20分、東北道 西那須野塩原ICから約10分。塩原渓谷や那須へのドライブの締めに立ち寄りやすい。
広島県東部、標高500〜700mの高原地帯に広がる神石高原町の日帰り温泉。平成6年に旧三和町井関で発見された源泉はpH10.2という全国でも数少ない強アルカリ性で、単純弱放射能冷鉱泉のため刺激成分が少なく肌にやさしい。少し白濁したとろみのある湯は余分な皮脂を落として肌をすべすべにする「天然の美容液」と地元でうたわれる。館内には内湯・露天風呂・サウナ・水風呂に加え、岩盤浴や炭酸泉、貸切家族湯までそろい、休憩所と食事処も併設。料金は大人900円・小学生以下500円、回数券や1か月定期券もあり地元の常連が多い。営業10:00〜21:00、火曜定休。駐車場20台。福山市街から国道182号経由で車約1時間、井関中バス停から徒歩2分。帝釈峡や神石牛のグルメ、星空観察とあわせた高原ドライブの立ち寄り湯に。
霧島連山の東麓、宮崎県高原町蒲牟田に湧く一軒宿の温泉。明治時代から続く湯治場で、名物は遊離二酸化炭素1,314mg/kgという高濃度の炭酸泉。源泉そのままの冷たい炭酸泉浴槽に静かに浸かると、肌一面に細かな泡がまとわりつき、炭酸ガス系入浴剤10〜25個分ともいわれる濃度を体感できる。加温した内湯と露天風呂は鉄分で黄金色に輝くにごり湯で、冷泉と交互に入るのがこの宿の作法。飲泉場では強烈な炭酸と鉄の味がする源泉も味わえる。日帰り入浴は大人650円・3〜12歳300円、10:00〜21:00(最終受付20:30)、原則第1・第3水曜休館(変更の場合あり)。大広間や個室の休憩利用、和室・離れでの宿泊、地元食材の食事も可能。宮崎道 高原ICから車約10分、駐車場約60台。霧島神宮や高千穂峰登山、えびの高原とあわせて。
出雲縁結び空港から車約7分、出雲市斐川町に湧く湯の川温泉は、群馬の川中・和歌山の龍神と並ぶ「日本三美人の湯」のひとつ。出雲神話の八上姫が肌を癒したと伝わる湯で、その源泉を引く湯元として明治10年に創業した老舗旅館が「湯元 湯の川」。ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉を加水なしの源泉かけ流しで使い、なめらかな湯は肌がつるつるすべすべになると評判。日帰り入浴は10:00〜15:30(最終受付15:00)、大人900円・小人500円、3歳未満無料(混雑時はお断りの場合あり)。3つある貸切風呂は日帰りでも50分2,500円+入浴料で利用でき、予約は前日9時から。不定休、無料駐車場あり。JR山陰本線 荘原駅から徒歩約20分、山陰道 宍道ICから約7分。出雲大社参拝や松江観光の途中、空港へ向かう前のひと風呂に最適な立地。
甲府盆地の北西、韮崎市郊外の畑の中にぽつんと建つ、温泉好きの間で全国的に知られる日帰り温泉。加水・加温・循環・消毒を一切行わない純粋な源泉かけ流しで、38℃台のぬるめのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉に浸かると、体中に細かな気泡がびっしりとまとわりつく「日本最大級の泡付き」が体感できる。ほんのり緑がかった黄色の湯は微かな硫黄と鉄の香りがし、浴室の蛇口から出る源泉は飲泉も可能(炭酸鉄味)。露天風呂やサウナはなく、大きな内湯ひとつと洗い場だけの銭湯のような造りだが、窓の外には八ヶ岳や茅ヶ岳の山並みが広がり、長湯向きのぬる湯で1時間があっという間。料金は大人600円・小人300円、ボディソープ・シャンプー備え付け。営業10:00〜20:00、火曜(祝日の場合は翌日)と金曜が定休。無料駐車場25台。JR中央本線 韮崎駅からタクシー約10分、中央道 韮崎ICから約15分。
橘湾に沈む夕日で知られる長崎県雲仙市の小浜温泉。源泉温度約100℃・日本一の放熱量を誇る海辺の湯の町に、市が運営する昔ながらの共同浴場が「浜の湯」だ。番台のある銭湯そのままの造りで、深めの浴槽に「あつ湯」と「ぬる湯」の2種類、アルカリ性単純温泉がたっぷりと注がれる。石けんやシャンプーの備え付けはなく(小袋を販売)、あるのは湯だけという潔さが温泉好きに愛されている。料金は6歳以上150円(雲仙市民100円)、6歳未満無料と驚くほど安く、営業6:00〜22:00(受付21:30)、不定休。近くの「夕日の広場」駐車場を無料で使え、駐車場10台。海沿いには日本一長い105mの足湯「ほっとふっと105」や蒸し釜もあり、脇浜共同浴場(200円)とはしごするのも楽しい。島原鉄道と島鉄バスで諫早駅から約1時間、長崎市街から車約1時間。雲仙温泉の山の湯と海の湯を一日で味わう旅に。
新潟市西蒲区、弥彦山の東麓にひらけた岩室温泉にある市営の日帰り温泉(新潟市岩室健康増進センター)。「新潟の奥座敷」と呼ばれる温泉街の外れの小高い場所に建ち、大浴場と露天風呂の窓からは越後平野と角田山・弥彦山の眺めが広がる。内湯は沸かし湯だが、小さめの岩造り露天には含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性・弱アルカリ性)の濃厚な源泉がかけ流しで注がれ、ほのかな硫黄の香りと湯の花が温泉らしさを感じさせる。料金は大人650円・小学生以下390円で、フェイスタオル・バスタオルのセットが料金に含まれるので手ぶらでOK。営業10:00〜20:00(受付19:30)、第2・4水曜(祝日の場合は翌日)と12月29日〜1月3日休み。2階に休憩室があり再入浴も可能、貸し部屋や軽食コーナーも。無料駐車場80台。JR越後線 岩室駅から車約10分、北陸道 巻潟東ICから約20分。弥彦神社参拝や新潟の酒蔵巡りと組み合わせて。
富山県最東端の朝日町、北アルプスから流れる小川の渓谷奥に一軒だけ建つ開湯400年の湯宿。「子宝の湯」「湯治の湯」として知られ、館内には5種類の湯めぐりがある。最大の名物は温泉成分の湯の華が長年かけて凝固してできた天然洞窟の「天然洞窟野天風呂」で、県の天然記念物に指定された石灰華ドームの中に浸かる体験は日本でもここだけ。渓流沿いの「蓮華の湯」野天風呂、岩風呂、檜桶風呂も備え、炭酸水素塩泉の源泉かけ流しは一度入ればポカポカと温まりが続く。日帰り入浴は9:00〜15:00(受付14:30)、大人1,000円・小学生500円、野天風呂のみなら半額。不定休で、2つの野天風呂は12月1日〜4月中旬の雪解けまで冬季閉鎖。あいの風とやま鉄道 泊駅から車約15分、北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅から約30分(宿泊者送迎あり)、朝日ICから15分。ヒスイ海岸や宇奈月とあわせた新潟県境ドライブの秘湯として。